AR# 67511

デバイス モデル反転を修正するパッチのデザイン アドバイザリ

説明

説明 :

Vivado 2016.1 または 2016.2 を使用している UltraScale デザインでは、ハードウェアでの動作が正しくなるようパッチをインストールする必要があります。

このパッチをインストールしないと、一部の配線に対するモデリングと実際のハードウェア パス間の違いが原因で機能上の問題が発生する可能性があります。

問題 :

モデリングでの差異が原因で特定の配線タイルからのグランド ネットが反転し、ネットが不正に VCC として動作します。

この反転は、[Device] ウィンドウでは確認できず、シミュレーションでもこの変更された動作は見られませんが、ハードウェアの機能には影響します。この問題は特定の配線によって発生する断続的な問題です。

論理グランド パスが同一の 2 つのビルドでも、選択された物理配線が原因で、そのうち 1 つのみで機能上に問題が発生することがあります。

この問題は、分散 RAM に問題があったデザインで最初に見つかりました。分散 RAM では、書き込みアドレスに上記の配線問題がありました。グランド接続が VCC として動作したため、RAM に書き込みことができませんでした。

 

問題の確認

 

デザインがこの問題の影響を受けているかを確認するには、write_bitstream を実行する前に次のコマンドを実行します。

 

if {[llength [get_nodes -of [lindex [get_nets -hier -filter {TYPE==GROUND}] 0] "*INT_TERM_T*/GND_WIRE*"]] > 0} {puts "ERROR detected in GND net routing"} {puts "GND net routing is correct"}

 

デザインに問題が見つかった場合は、「ERROR detected in GND net routing」というエラー メッセージが表示されます。

ソリューション

この問題は、Vivado 2016.3 リリースで修正される予定です。デザインがこの問題の影響を受ける可能性は低いですが、Vivado 2016.1 および 2016.2 でハードウェアでの動作が正しくなるよう、すべてのユーザーがこのパッチをインストールことを推奨します。

確認の結果に関わらず、このパッチをインストールしてください。

 

このパッチで不正な動作が修正されます。

 

  • このパッチをインストールすると、予期せぬ反転は発生しなくなります。
  • このパッチをインストールしないと、使用するグランド配線によっては反転が発生します。

注記 : 配線が固定されているネットに反転配線パスが含まれている場合は、このパッチにより動作は修正されません。このようなネットは上記の Tcl コマンドで確認でき、配線し直すことができます。

インストールおよび使用方法

方法 1 : 

  1. $XILINX_VIVADO/patches ディレクトリに移動します (このディレクトリが存在しない場合は作成する)。
  2. 「AR67511」という名前で開始するディレクトリに ZIP アーカイブを解凍します。
    注記 : ほとんどの解凍ツールでは、ZIP ファイルと同じ名前のディレクトリが解凍時に自動的に作成されます。
  3. 元のインストール場所から Vivado を実行します。


方法 2 : 

  1. パッチ ファイル用のディレクトリを別に作成します。
  2. ZIP ファイルの内容をパッチ ディレクトリに解凍します。
  3. このパッチ ディレクトリ下の Vivado ディレクトリをポイントするように MYVIVADO 環境変数を設定します。
    次に例を示します。
    set MYVIVADO=C:\MYVIVADO\vivado-patch-AR67511\vivado\
  4. 元のインストール場所から Vivado を実行します。


改訂履歴

2016/07/20 - 初版

添付ファイル

関連添付ファイル

タイトル サイズ ファイルタイプ
AR67511_vivado_2016_1_preliminary_rev1.zip 18 MB ZIP
AR67511_vivado_2016_2_preliminary_rev1.zip 18 MB ZIP
AR# 67511
日付 07/28/2016
ステータス アクティブ
種類 デザイン アドバイザリ
デバイス
ツール