AR# 9088

パッケージ - Theta-JB (ジャンクションからボードへの熱抵抗) データの提供

説明

「Theta-JB」はジャンクションからボードへの温度データです。ザイリンクスのデータシートの中にはこのデータが記載されていないものがあります。このデータはありますか。

ソリューション


Virtex-4、Virtex-5 および Spartan-3 ジェネレーション FPGA はこのアンサーの対象外です。ザイリンクスはこれらのデバイスの Theta-JB 仕様を提供しています。
Virtex-II Pro デバイスのリリースまでは、ザイリンクスは Theta-JB 規格を採用していませんでした。これは、熱が心配される高速パフォーマンス製品とパッケージが、ヒート シンクを必要 (または最低限のエアフローを必要) とする環境で使用されているからです。Theta-JB は状況によっては便利なものかもしれませんが、そういう状況は稀です。
Theta-JB 
1999 年の JEDEC 規格に定義されているように、「Theta-JB」は、パッケージからの熱をボードから逃す等温リング冷却板ゾーンのコンセプトを使用したジャンクションからボードへの熱抵抗です。これは、任意のボード (この場合は JEDEC ボード) でのパッケージ比較に便利な値ですが、熱流をボードからのみ逃すための特別な冷却リング ゾーンを除いて、ほとんどのアプリケーションでは (ある空間環境を除き) 現実的なものではありません。
Psi-JB 
「Psi-JB」は Theta-JB をまねた温度パラメータです。等温要件が適用されないのと、好ましい熱流設定が要件になっていない点を除き、これも Theta-JB と同じように定義されています。このため、Psi-JB はエアフローで Theta-JA を計測するのに使用するのと同じ機器で計測することができます。大きな等温リング冷却板を使用する必要がないので、特性化プロセスがさらに簡単で実際のアプリケーションに近いものになります。
Theta-JB の計測機器は、しっかりと構築されたものであれば、パッケージの熱をほぼすべてのボードから等温リング冷却板に放出することができますが、Psi-JB テストには使用できません。実際には、パッケージの熱の一定量はパッケージ上面や側面から逃げて行きます。このため、Psi-JB の数値は Theta-JB のものよりも常に小さくなります。この温度差は全出力で分割されますが、全出力が温度差のもとであるわけではないからです。
要望があれば、Theta-JB ではなく Psi-JB をほとんどのザイリンクス パッケージに対し記載することは可能です。ザイリンクスのモデル 出データでは、Theta-JB と Psi-JB は非常に近似しており、差は通常 10% から 15% 内です。つまり、Psi-JB を提供するだけで通常は十分です。
ザイリンクス デバイス パッケージの温度データは Package Thermal Data Query ツールを使用して確認できます。  
http://japan.xilinx.com/cgi-bin/thermal/thermal.pl
AR# 9088
日付 06/28/2013
ステータス アクティブ
種類 一般
デバイス 詳細 概略