現代の電気駆動装置には、単なる制御モーター以上の次のような機能が求められています。
一般的な 2 レベル インバーターから SiC (炭化ケイ素) を用いた 3 レベル インバーターまであらゆる数のモーターに対して正確かつ確定的な制御を維持し、また上記のような最先端機能を統合するには、各機能を分離できるプログラマブル ロジックを備えたザイリンクスの SoC および FPGA が最適です。アプリケーション プロセッサのキャッシュ ミスやデザイン内に新しい規格や新しい機能ブロックを追加することによって、制御ループおよび通信サイクルのタイミングに影響を及ぼすことはありません (100,000 RPM 以上であっても)。
最も簡単な方法は、ザイリンクスの EDDP (電気駆動装置デモンストレーション プラットフォーム) を利用することです。EDDP は、Trenz Electronic 社から購入可能で、ハードウェア キットが含まれているほか、モーター制御のスペシャリストである Qdesys 社が提供するフィールド制御アルゴリズムの C++ 実装が無償で提供されます。オープンソース デザインはザイリンクスの Vivado HLS および Vitis ツール フローに対応し、EDDP のハードウェアを利用してユーザーの C/C++ ベース アルゴリズムに情報を与えることで、革新的な python ベースのモーター制御分析および機械学習フレームワークである SPYN へのアップグレードが無償で可能になります。EDDP については、トレーニング ビデオおよびコミュニティ フォーラムでサポートされています。EDDP にはブラシレス DC モーター (BLDC) が搭載されていますが、ザイリンクス ソリューションはサーボ モーターを含むさまざまな AC および DC モーターをサポートしています。EDDP プラットフォームは、ソフトウェア アップグレードが無償で可能になるため、Azure IoT を使用したエッジおよびクラウド環境での予知保全の高速化が可能です。
デザイン サンプル | 説明 | デバイス サポート |
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単一軸モーター制御Spartan-7 FPGA を使用するデザイン
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Spartan-7 FPGA、Artix-7 FPGA Zynq-7000S SoC |
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多軸モーター制御Zynq-7000S SoC を使用するデザイン
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Zynq UltraScale+ CG、EG、EV MPSoC Zynq-7000 SoC |
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モーター制御FPGA または SoC を使用するデザイン
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ザイリンクスの適応型 SoC Kria K26 SOM Versal AI エッジ Artix-7 FPGA Spartan-7 FPGA |
ザイリンクスの IIoT および HcIoT ソリューション スタックには、インダストリアルおよびヘルスケア IoT 製品で必要となるすべての構成要素が含まれています。これらのソリューション スタックは、ザイリンクスおよびエコシステムが提供する構築ブロックとインダストリアルおよびヘルスケア IoT プラットフォームで使用されるソリューションで構成されています。ザイリンクス ベースのインダストリアルまたはヘルスケア IoT システムを使用する場合、ゼロから設計する必要はありません。ザイリンクスの IIoT または HcIoT ソリューション スタックのさまざまな要素を理解して、開発時間とコストを最小限に抑え、次のインダストリアルまたはヘルスケア IoT プラットフォームでデザインを最大限に再利用してください。