リアルタイムかつ大容量ストリーミング向けの Alveo MA35D メディア アクセラレータは、ライブ イベント、e ラーニング、ソーシャル ストリーミング、ライブ ショッピング、スポーツ ベッティング、クラウド ゲーミングなど、インタラクティブ メディア サービスの新時代を実現します。このカードは、次世代規格の AV1 と現在主流である H.264/H.265 コーデック1 の両方に対応しており、最適なビデオ品質 (VQ) を超低レイテンシで実現し、没入型エクスペリエンスを提供します。インフラ事業者、コンテンツ配信ネットワーク (CDN)、コンテンツ プロバイダー、ストリーミング プラットフォーム ベンダーは、Alveo MA35D メディア アクセラレータを使用することで、チャネル密度、電力効率、帯域幅効率を最大化でき、優れたコスト効率でライブ ストリーミング サービスを拡張できます。
アクセラレータ カードは 5 nm ASIC ベースのビデオ プロセッシング ユニット (VPU) を 2 つ搭載し、各 VPU にはビデオ パイプライン全体を高速化するための多様な IP を統合しています。
Alveo MA35D メディア アクセラレータを使用することで、カードあたり、ラックあたり、データセンターあたりの低レイテンシ ストリーム数を最大化できるため、CAPEX と OPEX を削減できます。
1 つの Alveo MA35D アクセラレータ カードに 2 つのトランスコーディング デバイスがあるため、同時に複数の規格 (AV1、H.265、H.264) に対応できます。これにより、サービス プロバイダーは主流である H.264 と H.265 をサポートしながら、ユーザー状況に応じて徐々に AV1 に移行できるようになります1。
圧縮効率の技術的な限界が近づいていることを受け、ビデオ パイプラインにインテリジェンス機能を取り入れるために、エンコーダーで AI を活用することが不可欠となっています。Alveo™ MA35D カードの各デバイスには AI プロセッサが搭載されているため、コンテンツをフレームごとに評価し、エンコード パラメーターを動的に調整して最適なビットレートと視覚品質を提供します。また、これらの処理を高チャネル密度、低レイテンシで実現します。
製品仕様の一覧は、製品概要を参照してください。
コーデックとハードウェア エンジン | |
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エンコーディング フォーマット1 |
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デコード フォーマット |
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H.264/H.265 パフォーマンス |
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AV1 パフォーマンス |
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最高チャネル密度 & 解像度 |
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8/10 ビット フォーマット |
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同等のプリセット |
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ビデオ処理 |
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AI プロセッサ |
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補助プロセッサ |
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ボードの仕様 | |
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フォーム ファクター |
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ホスト インターフェイス |
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メモリ |
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標準電力 |
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規格準拠のフレームワークを使用してライブ ビデオ コンテンツをトランスコードし、システムをすばやく起動して運用できます。コンパイル済みの FFmpeg バイナリが含まれているため、標準の API 呼び出しを使用してすぐにアクセラレーションが可能です。パフォーマンスに最適化されたビデオ デコード、スケーリング、エンコード プラグインを使用してビデオ パイプラインを高速化できます。また、C/C++ API インターフェイスを介してビデオ プロセッシング エンジンに直接アクセスすることで、より細かい制御も可能です。
GitHub でソフトウェアのダウンロードおよび次の資料を提供しています。
Alveo MA35D メディア アクセラレータは、現在量産出荷に対応しています。AMD または販売代理店よりご購入いただけます。
AMD のオンラインでは、小規模運用や評価用として最大 3 つまでご購入いただけます。大量購入をご希望の場合は、AMD 販売代理店にお問い合わせいただくか、製品のお問い合わせフォームをご利用ください。