実証と実績を長期にわたりお届け。

通常の製品寿命が 15 年を大きく超える AMD デバイスは、設計したシステムのライフサイクル全体にわたって安心してお使いいただけます。AMD 7 シリーズ FPGA およびアダプティブ SoC は 2040 年まで、AMD UltraScale+™ FPGA およびアダプティブ SoC は 2045 年まで対応しています。

ブログを読む 

 

AMD Spartan™ UltraScale+™ 製品の特長

エッジ デバイスに多くの機器やセンサーが接続されるようになり、大量のデータを安全に処理できるセキュアなデバイスの需要が高まっています。AMD が新たに提供するコスト重視で I/O 数が豊富な Spartan™ UltraScale+™ FPGA ファミリは、低コストかつ高電力効率で、最先端のセキュリティ機能を備えているため、これらの課題を解決できます。

多数の I/O、低消費電力、最先端のセキュリティ機能

  • 28 nm 以下のプロセス テクノロジで製造された FPGA の中で業界最高の I/O 対ロジック セル比1
  • 16 nm FinFET プロセスは、前世代と比較した場合、総消費電力を最大 30% 削減2

実績のあるデザイン ツールを使用してデザイン目標をすばやく達成

  • 2012 年にリリースされた堅牢かつ高品質の Vivado™ Design Suite
  • 単一ツールですべての FPGA ポートフォリオを対象にシミュレーションから検証までサポート

信頼できるサプライヤーの製品でデザインを構築

  • FPGA 業界を約 40 年牽引し、数十億のデバイスを出荷
  • 15 年以上の製品ライフサイクルを提供し、フィールド アップグレードでデザインを長寿命化
AMD Spartan™ UltraScale+ Infographic

タイム トゥ マーケットの短縮

その他の要素を妥協することなくコスト重視デザインを実現

Spartan UltraScale+ FPGA は、コスト、消費電力、機能性、サイズを最適なバランスで実現し、ボード管理機能、I/O 拡張、IoT、ネットワーキングなど、さまざまなアプリケーションに対応できます。

基本的な構築ブロック

Spartan UltraScale+ FPGA は、高度な I/O 機能、低消費電力、最先端のセキュリティ機能を提供します。高速トランシーバー、大容量の内蔵メモリと外部メモリ、PCIe® Gen4 を活用できるため、幅広いアプリケーション要件に対応できる優れたソリューションとなります。

AMD Spartan UltraScale+ Chart
5 Reasons To Choose AMD Spartan UltraScale+

エンベデッド システムに最適

I/O を多用するアプリケーションのパフォーマンス要件を満たす

豊富な I/O、低消費電力、堅牢なセキュリティ機能、高度な接続性をすべてコンパクトなパッケージで実現できます。Spartan UltraScale+ FPGA が選ばれる 5 つの理由について説明しています。

コスト重視 FPGA およびアダプティブ SoC 製品を活用してイノベーションを実現

マシン ビジョンやエッジ AI などのイノベーションを活用するには、柔軟性、省電力、低コストの新しいアーキテクチャが必要です。この eBook では、アプリケーションに最適なアプローチを判断するために、FPGA、アダプティブ SoC、ASIC、およびその他の標準プロセッサの特長を説明しています。パフォーマンスや電力効率を犠牲にすることなく、複雑化するイノベーション要件に対応する方法を学び、今後の開発にお役立てください。

Unlocking Innovation with Cost-Optimized FPGAs and Adaptive SoCs eBook

主な機能と利点

CPU illustration
柔軟な I/O インターフェイス

Spartan UltraScale+ FPGA は、豊富な GPIO を提供し、レガシ プロトコルから最新のものまで、幅広い通信プロトコルをサポートしています。ネットワーキング、ビデオ、およびビジョン アプリケーションに対応した 16.3 Gb/s トランシーバーも搭載しています。また、これらのデバイスは、PCIe® Gen4、10GE Vision、CoaXPress 2.1、12G-SDI などの業界標準プロトコルに準拠しているため、市場投入までの時間を短縮できます。

アプリケーション

Shot of Generic Printed Circuit board with Microchips

マシン ビジョン向けの柔軟な I/O

Spartan UltraScale+ FPGA は、産業および医療分野のマシン ビジョン システムに使用されるさまざまなセンサーや接続規格に対応するために、低レイテンシのインターフェイスと処理機能を提供します。また、この FPGA ファミリは、広範な通信プロトコルとの互換性を提供し、小規模デバイスや低電力デバイスでも利用可能です。

産業およびヘルスケア分野の多様なデータを収集

より高度なデータ収集技術が求められる中、Spartan UltraScale+ FPGA は柔軟な I/O とオンチップ メモリを提供し、エッジでの効率的な処理を可能にします。低消費電力、拡張可能なネットワーキング、高度なセキュリティ機能を実現できるため、センサー アグリゲーションや POC システムなどのアプリケーションに最適です。

Robot arm interacting with interface
Server room or server computers

低コストで実現できるデータセンター向けの I/O 拡張およびベースボード管理コントローラー (BMC)

サーバー メーカーのマザーボード設計がますます複雑化する中、Spartan UltraScale+ FPGA は、電力管理や柔軟な I/O、汎用ボード管理コントローラーなどのリファレンス デザインを提供し、データセンター サーバーの I/O ニーズに迅速に応えることができます。Spartan UltraScale+ FPGA は、さまざまなサーバー ホスト プロセッサのマザーボードやボード管理コントローラー カードに応じて拡張できるデバイス ファミリです。

ビデオ キャプチャ カードのブロードキャスト効率向上

Spartan UltraScale+ FPGA は高度なブロードキャスト技術を実現し、革新的な機能を提供します。PCIe® Gen4 とハード メモリ コントローラー LPDDR4x/5 を使用するこれらのカードは、高品質なベースバンド ビデオを効率的に伝送します。リアルタイム伝送と高効率処理が実現することで、ビデオ キャプチャ プロセスがシンプルになり、ブロードキャスト ワークフローが合理化します。

Video Recorder

製品一覧

  SU10P SU25P SU35P SU50P SU55P SU65P SU100P SU150P SU200P
システム ロジック セル (K) 11 22 36 52 52 65 100 137 218
DSP スライス 24 36 48 96 96 144 144 384 384
総 RAM (Mb)* 1.77 1.84 1.93 2.91 2.91 4.31 5.89 11.65 26.79
トランシーバー (16.375 Gb/s または 12.5 Gb/s) 0 0 0 0 0 4 4 8 8
PCI Express® 0 0 0 0 0 1x Gen4x4 1x Gen4x4 1x Gen4x8 または 2x Gen4x4 1x Gen4x8 または 2x Gen4x4
最大 I/O ピン数 304 304 304 388 352 478 478 572 572

* 総 RAM = 最大分散 RAM + 総ブロック RAM + 総 UltraRAM 

利用を開始

アーリー アクセス プログラム

2025 年上半期に Spartan UltraScale+ FPGA シリコン サンプルを提供します。Vivado Design Suite での Spartan UltraScale+ ファミリへのアーリー アクセスまたはサンプル シリコンを希望される場合は、AMD の営業担当者にお問い合わせください。

AMD Spartan UltraScale+ Product Brief

Spartan UltraScale+ FPGA 製品概要

セキュリティ重視の省電力アプリケーションに最適な低コストで I/O 数が豊富な Spartan UltraScale+ ファミリ

サポートとリソース

営業に問い合わせ

AMD のセールス チームがお客様のニーズに合ったベストな技術的判断ができるようお手伝いいたします。

脚注
  1. 2024 年 2 月時点の Spartan UltraScale+ FPGA と Efinix、Intel、Lattice、および Microchip の各製品のデータシートに基づいて、28 nm 以下の同等 FPGA の I/O 対ロジック セル比を比較しました。(SUS-11)
  2. AMD パフォーマンス ラボが 2024 年 1 月に実施した社内分析に基づいて予測したものです。この分析では、Artix™ UltraScale+ AU7P FPGA のロジック セル数の差を考慮して合計消費電力 (スタティック + ダイナミック消費電力) を計算しています。Xilinx Power Estimator (XPE) ツールのバージョン 2023.1.2 を使用して、16 nm Spartan UltraScale+ SU35P FPGA と 28 nm Artix 7 7A35T FPGA の消費電力を見積もりました。最終製品が市場にリリースされる際の実際の合計消費電力は、構成、使用状況、およびその他の要因によって異なります。(SUS-03)
  3. AMD パフォーマンス ラボが 2024 年 1 月に実施した社内分析に基づいて予測したものです。この分析では、Artix™ UltraScale+ AU7P FPGA のロジック セル数の差を考慮して合計消費電力 (スタティック + ダイナミック消費電力) を計算しています。Xilinx Power Estimator (XPE) ツールのバージョン 2023.1.2 を使用して、16 nm Spartan UltraScale+ SU35P FPGA と 28 nm Artix 7 7A35T FPGA の消費電力を見積もりました。最終製品が市場にリリースされる際の実際の合計消費電力は、構成、使用状況、およびその他の要因によって異なります。(SUS-03)
  4. AMD パフォーマンス ラボが 2024 年 1 月に実施した社内分析に基づいて予測したものです。この分析では、Artix UltraScale AU7P FPGA のロジック セル数を考慮した合計消費電力 (スタティック + ダイナミック消費電力) の計算を使用して、Spartan UltraScale+ SU200P FPGA と Artix 7 7A200T FPGA の合計消費電力を見積もりました。見積もりには、Xilinx Power Estimator (XPE) バージョン 2023.1.2 を使用しています。製品が市場にリリースされる際の実際の合計消費電力は、構成、使用状況、およびその他の要因によって異なります。(SUS-06)