新しいクラスの適応型 SoC

Versal™ 適応型 SoC は、従来の CPU、GPU、FPGA をはるかに上回る機能を備え、適応性があり、ドメイン固有のアーキテクチャを採用しているため、アプリケーション全体を高速化できます。

一世代先のアーキテクチャ

ムーアの法則を超え、従来型 FPGA アーキテクチャの限界を超える Versal 適応型 SoC は、多数のハード IP を統合し、SW でプログラム可能なシリコン インフラストラクチャを提供します。

システム レベルの性能と統合

革新技術によって、各市場で最先端のクラウド、ネットワーク、エッジ アプリケーションに、かつてないアプリケーション レベルおよびシステム レベルの価値を生み出すことができます。

Versal プラットフォームのシステム レベルのメリット

このホワイトペーパーでは、クラウドから有線ネットワーク、5G 無線インフラに至るまでの多くの市場に対応する Versal 適応型 SoC のシステムレベルの能力を定性的、定量的データに基づいて分析しています。

AI コンピュート アクセラレータ、5G Massive MIMO、ネットワーク アクセラレータ、Smart SSD、マルチテラビット SmartPHY などのエンドアプリケーションで、Versal アーキテクチャの性能を競合他社の 10 nm FPGA アーキテクチャと比較し、世界最高水準のワットあたり性能を実現できることを解説しています (パブリック ツールで検証できるデータを使用)。

Versal Benefits white paper cover

製品ポートフォリオ

クラウドからエッジまであらゆるアプリケーションに対応するアダプティブ SoC

AI エッジ シリーズ

消費電力と熱の制約があるエッジ アプリケーションに最適であり、優れたワットあたりの AI 性能を達成し、前処理および AI 推論処理を高速化します。

プライム シリーズ

基本の Versal アダプティブ SoC シリーズは、複数市場の幅広いアプリケーションに対応できるデバイスを提供しています。

プレミアム シリーズ

最も要件が厳しいコンピューティング/ネットワーク アプリケーションに対応するために、適応性のあるプラットフォームに電力効率に優れたネットワーク IP コアを統合しています。

AI コア シリーズ

今日のサーバークラス CPU の 100 倍以上の演算性能を提供する AI エンジンにより、AI 推論と無線通信を格段に高速化します。

HBM シリーズ

メモリ負荷や演算負荷が高く、広帯域幅を必要とするアプリケーション向けの、高速メモリ、セキュア データ管理、アダプティブ コンピューティングを 1 つのシステムで実現できるデバイスを提供しています。

一世代先のアーキテクチャ

Versal NOC パイプ

SW でプログラム可能なシリコン インフラストラクチャ

適応型 SoC は、RTL (レジスタ転送レベル) 言語や FPGA アーキテクチャの知識がなくても、ネイティブにソフトウェアでプログラムできるように設計されています。ソフトウェア開発者やデータ サイエンティストは、推奨ツール フローを使用することで簡単に操作でき、ハードウェア設計者の開発を促進します。

プログラミングを容易する統合シェルには、プラットフォーム管理コントローラー、ハード化されたホスト インターフェイス (DMA 付き PCIe®)、メモリ コントローラー、さらにマルチテラビットのメモリ マップド プログラマブル ネットワーク オン チップ (NoC) で相互に接続されたネットワーク インターフェイスが含まれ、大規模なデータフローやコンピュート/ネットワーク インフラへの即時接続が可能です。統合シェルでは、タイミング クロージャがあらかじめ調整され、ロジック リソースが最適化されるため、開発者は製品の差別化に集中できます。

ハード化されたドメイン固有の IP を多数統合

競合する 10nm FPGA の 3 倍以上のハードウェア IP を備える Versal 適応型 SoC は、プログラミングやコードの移植性を高めるために、すべてのデバイスで共通のハードウェア インフラを採用しているほか、多様な市場に対応するドメイン固有のハードウェア IP も備えています。

適応性のあるハードウェアとハード化されたコアがバランスよく統合されているため、クラウド、ネットワーク、エッジなどの主要アプリケーションでクラス最高のワットあたり性能を実現できます。また、変化する要件や市場のダイナミクスに適応するためにハードウェアの柔軟性も備えています。

今すぐ試す

ホワイトペーパーを参照して Versal 適応型 SoC と競合 FPGA のベンチマークを実行 

ファブリック性能ベンチマーク

ホワイトペーパーのファブリック ベンチマークに使用されている OpenCores デザインにアクセスするには登録が必要です。Vivado ML 2021.1 と Quartus ツールを使用します。

システム レベルの消費電力ベンチマーク

Xilinx Power Estimator (XPE) スクリプトにアクセスし、XPE 2021.2 と PTC (Quartus power & calculator) 2021.2 を使用して、ホワイトペーパーで説明されているエンド アプリケーションの消費電力比較を実行します。

* 登録には審査があります。

リソース

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