AV-over-IP の新規格に対応

オーディオ、ビデオ、および関連データの伝送方式を IP 化することに大きなメリットがあることを、A/V 業界やメディア業界がこれまで以上に理解を示していることは明らかです。拡張性に優れた IP ネットワークは、あらゆるオーディオ/ビデオ フォーマットに対応できる上に、LAN/WAN やクラウドを介すマルチチャネル通信が可能になります。ネットワーク アドレスを指定できる機器であれば、AVaaS の基盤として使用できるため、IT 業界の成熟度と規模を活かしたメディア伝送は十分魅力的と言えるでしょう。 しかしながら、使いやすさ、堅牢性、ネットワーク管理とサービス品質、ネットワーク セキュリティとコンテンツ保護、ベンダー間のシステム相互運用性など、多くの課題が残っていることは事実です。

無類のトランシーバー性能と実績ある 10Mbps ~ 400Gbps Ethernet MAC を搭載するザイリンクス プラットフォームは、既存のベースバンド AV 接続と IP ネットワーク間の理想的なブリッジを提供できるだけでなく、ほぼすべてのプロトコルに対応できるプログラマブルでスケーラブルなプラットフォームであるため、新たな技術や規格にも迅速に対応でき、メディア伝送の IP 化を加速します。

ethernet cables plugged into a AV-over-ip adapter

覇権を争う AV-over-IP プロトコル

av-over-ip protocols digram

SMPTE ST 2110

放送業界全体で使用されている相互運用性と拡張性に優れた AV-over-IP

JT-NM (SMPTE、VSF、AIMS、AMWA、EBU) が開発した SMPTE ST 2110 Professional Media Over Managed IP Networks 規格群が登場したことで、業界全体が相互運用性と拡張性のある IP 伝送プロトコルへとシフトし始めました。オーディオ、ビデオ、および補助データは、ネットワーク上で独立したストリームとして伝送され、圧縮メディアと非圧縮メディアの両方を伝送できます。また、タイミングと同期には IEEE 1588 PTP を実装する ST 2059 規格を、コントロールプレーン プレーンとネットワーク管理には AMWA NMOS 規格を使用します。ザイリンクス パートナーは、ST 2110、ST 2059、および NMOS 規格に対応する幅広い IP コアを提供しており、これらは、カメラからディスプレイまでのチェーン全体で使用でき、同じザイリンクス デバイスで独自開発した AV 処理パイプラインとの互換性にも優れています。

SMPTE ST 2110 Logo

IPMX

業務用 AV 向けの相互運用性と拡張性に優れた、ベンダーに依存しない唯一の AV-over-IP 規格

SMPTE、AMWA、AIMS によって開発された IPMX は、放送業界で広く採用されている実績ある ST2110 規格をベースに、業務用 AV のニーズに最適化された規格であり、HDCP コピー ガード、ネットワーク検出/登録、マルチチャネル サラウンド サウンドなどの I/O 管理機能などが追加されています。業務用 AV 機器に最適な IPMX は、オープンで相互運用可能、さらに特定ベンダーに依存しない唯一の伝送規格であり、圧縮または非圧縮ストリームのあらゆるビットレートをサポートし、ビデオ フォーマットにとらわれないことが特徴です。ザイリンクス パートナーは、ザイリンクス プラットフォームを使用して、IP コアから SoC まで、さまざまなプラグイン ソリューションを開発し提供しています。これらを利用して、IPMX ネットワーク上で機器を運用することで、新機能や将来導入される機能にも対応できるようになります。

IPMX logo

IPMX 関連リソース

av-magazine

「AV-over-IP: Decisions, Decisions but how do you choose?」

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av-interactive

「Is your AV-over-IP Network Really Interoperable?」

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av-magagzine

「Benefits of IPMX | An Open and Scalable AV-over-IP Standard」

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ipmx

「What is IPMX - AV over IP standard?」

今すぐ視聴 >

ipmx-2

MPA1000 4K HDMI over IP SoM の概要

今すぐ視聴 >

nmos

「What is NMOS?」

今すぐ視聴 >

SMPTE ST 2022

コントリビューションとバックホールに実績ある IP 伝送規格

SMPTE ST 2022 規格群は、10 年以上にわたり AV-over-IP の導入に貢献してきました。コントリビューション、プライマリ ディストリビューション、およびスタジオと施設間のバックホール リンクの主要プロトコルとして採用されてきました。ST2110 とは異なり、ST2022 はオーディオ、ビデオ、およびデータを同じストリームにカプセル化しますが、圧縮および非圧縮ストリームを伝送できるほか、CBR/VBR オプション、高 QoS、FEC による堅牢性、冗長ストリームのヒットレス切り替えに対応できることが特徴です。ザイリンクスは、この先駆的な取り組みの中心的役割を担い、今後も放送機器プロバイダーによる ST 2022 規格への適用をサポートします。ザイリンクス パートナーは、包括的な IP コアを多数提供し、製品の迅速な市場投入をサポートします。

SMPTE ST 2022 logo

ndi

一般的な汎用機器から簡単に高画質ビデオにアクセス可能

Newtek 社が開発した NDI® (ネットワーク デバイス インターフェイス) は、既存の IP ビデオ ネットワーク上で誰もが超低レイテンシでリアルタイムに映像へアクセスできるようにする高性能規格です。エンベデッド デバイスに NDI を統合するために提供されている NewTek 社の NDI Advanced SDK は、Arm ベースの SDK であり、NDI へのストリーム レベルのアクセス、ザイリンクス FPGA への実装がサポートされています。また、全ソース コードが提供されているため、NDI エンコーディング プロジェクトを始めるきっかけとして、ザイリンクスの開発キットも使用できます。

NDI logo

DANTE

ライブ サウンド業界向けのイーサネット準拠オーディオ ネットワーク技術

Audinate 社が開発した Dante® は、業務用オーディオ業界で広く採用されている規格であり、既存のネットワークで使用できる Audio-over-IP を実装します。機材メーカーは、ハードウェア モジュール、デバイス、ザイリンクス IP コア、リファレンス デザイン、ソフトウェアなど、さまざまな手段を利用して Dante オーディオを統合でき、単一チャネルのマイクから 500 チャネル以上の大規模なミキシング コンソールまでの広範な製品に使用できます。

Dante logo

AVB/TSN

業務用メディア機器向けの TSN (Time-Sensitive Networking) と高 QoS

AVB (Audio Video Bridging) は、IEEE 802.1 AVB タスク グループによって開発された規格です。AVB は、IEEE 1588 PTP、帯域確保、QoS 規則に基づく正確なタイミングと同期を提供してイーサネットを強化します。これにより、レイテンシと同期が保証され、ネットワークを通じてオーディオ/ビデオ ストリームが適切に処理されます。TSN(Time Sensitive Networking)は、AVB をベースに開発され、範囲、機能、アプリケーションが拡張された規格です。ザイリンクスは、イーサネット MAC 製品に準拠する AVB および TSN ソリューションを提供しています。

IEEE 802.1 AVB logo