SmartLynq+ モジュール

作成者: AMD

SmartLynq は、高速 FPGA やフラッシュのプログラミング、ハードウェア/ソフトウェアのデバッグ、性能解析、およびイベント トレースに最適な高性能 JTAG ケーブルです。

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概要

製品説明

SmartLynq+ モジュールは、主に Versal™ プラットフォーム ユーザーを対象として、高速デバッグおよびトレース用に構築されています。高速デバッグ ポート (HSDP) を利用することでコンフィギュレーション時間を最大 28 倍高速化でき、従来のデバッグ製品よりコンフィギュレーション スループットを大幅に向上して開発期間を短縮します。また、シリアル トレースとパラレル トレースの両方をサポートし、デザインの詳細な実行履歴を記録できる最大 14GB のトレース メモリを備えています。

SmartLynq+ モジュールは、Versal™ ACAP 評価ボードと互換性があるため、ユーザーは AI エンジン、プログラマブル ネットワーク オン チップ (NoC)、DDR メモリ コントローラー、100G マルチレート イーサネット コアを含む Versal アーキテクチャを完全に把握できます。

SmartLynq+ モジュールには、さまざまなホスト/ターゲット接続オプションがあり、ザイリンクスの製品ポートフォリオの中で最も柔軟なデバッグ製品となります。統合デバッガー用に Python を使用するソフトウェア パッケージは、リモートからのアクセスと共有が可能であるため、さらなる柔軟性を提供します。


主な機能と利点

超高速ダウンロード

  • Versal™ デバイスへの Linux ダウンロードが 28 倍高速化 (SmartLynq ダウンロード ケーブルと比較)
  • 反復実行時間が数分から数秒に短縮
  • コンフィギュレーション時間が短縮され、開発生産性が向上

高速トレースと可視性の向上

  • イグレス データ キャプチャが 100 倍高速化 (JTAG と比較)
  • 実行履歴を記録できる業界最大容量 (14GB) のトレース メモリ
  • 10Gb/s シリアル トレースと 3.2Gb/s パラレル トレースをサポート
  • ブート中も継続的にデバッグ/トレース状況を可視化

ヘテロジニアス アーキテクチャの完全可視化

  • AI エンジンを含む Versal アーキテクチャの詳細デバッグが可能
  • すべてのサブシステムの総合的かつ時間相関をとったデバッグが可能
  • デイジーチェーン モードで単一ボード上の複数デバイスをデバッグ可能

柔軟性のあるスマートなデバッグ プラットフォーム

  • リモート アクセスおよび共有をサポートするソフトウェアでカスタマイズ可能なビルトイン デバッガーによるスマート フィルタリング機能
  • 豊富なホスト/ターゲット接続オプション

デバイス サポート

Vivado の異なるバージョンでサポートされるデバイス一覧は、リリース ノートをご覧ください。

比較 プラットフォーム ケーブル USB II SmartLynq データ ケーブル SmartLynq+ モジュール
デバイス プログラミングとハードウェア デバッグ
基本のソフトウェア デバッグ
高速デバッグ機能 X X ○ (最大 10Gb/s)
OS/Hypervisor 認識デバッグ X
トレース機能 X X AIE トレースのみ
リモート アクセス/デバッグ機能 X
USB ホスト インターフェイス ○ (USB 2.0) ○ (USB 2.0) ○ (USB 3.0)
10/100/1000 Ethernet ホスト インターフェイス X
デフォルトのビットストリーム プログラミング速度 (MB/s) 0.4 4 4
JTAG 最大クロック スピード (MHz) 24 40 100
PC4 JTAG またはフライング ワイヤ アダプター ケーブル (付属) を使用したターゲットへの接続
フライング リード ケーブル (付属) を経由した GPIO の使用 X
ハードウェア サーバー ホスト上 ローカルからケーブル ローカルからケーブル

製品情報

仕様

ボードの機能

SmartLynq+
ボードの仕様 詳細
寸法 6 x 6 x 2 インチ (15 x 15 x 5 cm)
動作環境温度 10℃ ~ +26℃ (周囲温度)
メモリ
DDR4 メモリ 16GB
Micro SD カード 16GB
eMMC 16GB
ホスト インターフェイス
USB 3.0 (USB Type-B コネクタ) 1
ギガビット イーサネット (RJ-45) 1
ターゲット インターフェイス
GPIO (12 ピン コネクタでの 8 ピン インターフェイス) 1
JTAG (14 ピン コネクタ - PC4) 1
HSDP (USB Type-C コネクタ) 1
Mictor (38 ピン ETM) 1
ディスプレイ
OLED スクリーン
モード選択スイッチ
LED 2 (電源およびステータス インジケーター)
ナビゲーション ボタン 3 (上、下、選択)
リセット
ブート オプション
SD ブート
EMMC ブート
電源
12V 電源アダプター
内容
SmartLynq+-inside

リソース

資料
デフォルト デフォルト タイトル ドキュメント タイプ 日付
開発を始める

手順 1. SmartLynq+ モジュールをセットアップする前に

  • Vivado™ Design Suite ハードウェア マネージャーまたは TeraTerm や PuTTY などのターミナル インターフェイスを準備してください。必要な場合は、ダウンロードして入手してください。

手順 2. micro SD カードを準備する

手順 3. セットアップ手順に従ってエンベデッド デザイン チュートリアル (EDT) を実行する