Aurora 8B/10B

概要

製品説明

AMD FPGA のマルチギガビット トランシーバーの使用を可能にする無償の LogiCORE™ IP デザイン

Aurora 8B/10B は、AMD トランシーバーを簡単にインプリメントし、軽量ユーザー インターフェイスを提供してその上にシリアル リンクを構築できるようにする LogiCORE™ IP です。Aurora 8B/10B は、高速シリアル通信向けのスケーラブルで軽量なリンク レイヤー プロトコルです。プロトコルの仕様は公開しており、リクエストに応じてご提供いたします。この IP は、無償で AMD のシリコン デバイスの IP カタログから使用していだだくことができます。

Aurora は、その他の業界標準シリアル インターフェイスが不要なアプリケーションで使用され、低コスト、高データ レート、スケーラブルかつ柔軟にシリアル データ チャネルを構築できます。そのシンプルなフレーミング構造は、既存プロトコルからのデータを容易にカプセル化でき、また電気的要件もコモディティ システムと互換性があります。Aurora を使用することによって、FPGA リソースの大量消費、ソフトウェアの再開発、または新たに物理的なインフラ構築をしなくてもパフォーマンスを向上させることができます。

アプリケーション
Aurora は、シリアルのポイント間接続を必要とするあらゆるアプリケーションで使用できます。アプリケーション例は次のとおりです。

  • チップ間リンク: チップ間のパラレル接続を高速シリアル接続に置き換えることで、PCB に必要なトレースおよびレイヤーの数を著しく抑えることができます。Aurora 64B/66B コアは、GTP、GTX、および GTH トランシーバーの使用に必要なロジックを最低限の FPGA リソース コストで提供します。

  • ボード間およびバックプレーン リンク: このコアでは、標準 64B/66B エンコードが使用され、ケーブルおよびバックプレーンのさまざまな既存ハードウェア規格との互換性を提供します。Aurora 8B/10B コアはライン レートおよびチャネル幅の両方が調整可能で、廉価で古いハードウェアでも新しい高パフォーマンス システムで使用することができます。
  • シンプレックス接続 (単方向): Aurora プロトコルは、単方向のチャネル初期化を実行するオプションを提供し、バック チャネルがない場合でも GTP、GTX、および GTH トランシーバーの使用を可能にします。また全二重のリソースを使用しないため、コストを抑えることができます。

主な機能と利点

  • 汎用データ チャネル (スループット範囲: 480Mb/s ~ 84.48Gb/s)
  • 最大 16 個の連続結合された 7 シリーズ GTX/GTH、UltraScale™ GTH、UltraScale+™ GTH および 4 個の結合された GTP トランシーバーをサポート
  • Aurora 8B/10B プロトコル仕様 v2.3 に準拠
  • 低リソース コスト ( リソース使用率 をご覧ください)
  • 使いやすい AXI4-Stream ベースのフレーミング (またはストリーミング) とフロー制御インターフェイス
  • 自動的にチャネルを初期化および管理
  • 全二重 (複信) または単方向 (単信)
  • 16 ビットの付加スクランブラー/デスクランブラー
  • ユーザー データ用の 16 ビット/32 ビット CRC (巡回冗長検査)
  • ホットプラグ ロジック
  • 設定可能な DRP/INIT クロック
  • GTREFCLK およびコア INIT_CLK 用のシングル/差動クロッキング オプション

リソース使用率


サポート

資料
デフォルト デフォルト タイトル ドキュメント タイプ 日付