高速フーリエ変換 (FFT) は、OFDM ベースのデジタル MODEM から超音波、RADAR および CT 画像再構築アルゴリズムまでのアプリケーションを含む DSP システムで使用される基本的なビルディング ブロックです。そのアルゴリズムは、簡単に理解されるのですが、インプリメンテーション アーキテクチャの多様性や特異性が非常に高いため、ハードウェア エンジニアはかなりの時間を費やすことになります。
FFT LogiCORE™ IP コアは、システム レベルの固定小数点 C モデルのほかに 4 つの異なるアーキテクチャを提供し、通常 3-6ヶ月かかるインプリメンテーションをボタンを一つの操作で簡単に行えるようサポートします。また、DSP アルゴリズム開発者とハードウェア エンジニアの両者の要求を満たすよう、必要なすべてのアルゴリズムとインプリメンテーションのトレードオフも行うことができます。このようなトレードオフによって、ユーザーは、アプリケーションで必要とされる具体的なポイント サイズと変換時間を決定するために、リソースと電力の効率が最も良いソリューションを選択できるようになります。
FFT LogiCORE は、データおよびフェーズ ファクタ幅のサポートを最大 34 ビットにまで増加し、IEEE 単精度浮動小数点データ タイプをサポートして、広範なダイナミック レンジに焦点を拡大します。内部で精度の高い固定小数点 FFT を使用して、浮動小数点オプションが実行されると、大幅に少ないリソースでフル浮動小数点のインプリメンテーションと同じノイズ パフォーマンスを達成できます。