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IBIS の導入に伴うメリット

IBIS (I/O Buffer Information Specification)

ザイリンクスでは、IBIS モデルを使用することを強くお勧めしています。通常、さまざまなデバイス用の IBIS モデルが無償でダウンロードできます。IBIS を使用するメリットは次のとおりです。

  • シミュレーションが高速
  • 非収束性問題がない
  • すべての EDA ベンダーで完全サポート

IBIS モデルを使用すべき理由について

SPICE: 従来アプローチの問題

I/O スイッチング周波数の増加と電圧レベルの低下を伴う現在の高速デジタル システム デザインには、I/O の正確なアナログ シミュレーションが不可欠です。I/O バッファ、終端、および回路ボード トレースを正確にシミュレーションすることによって、新製品の市場化を大幅に加速できます。また、早期の設計段階でシグナル インテグリティの問題を認識することによって、ボード修正の負担を軽減できます。

より高い精度を要求する IC などの分野では、SPICE 解析が使用されていますが、PCB やシステム ドメインにおいては、ユーザーおよびデバイス ベンダーにデメリットをもたらします。

SPICE はトランジスタ レベルで回路をモデル化するため、回路やプロセス パラメーターの詳細情報を入力する必要があります。ほとんどの IC ベンダーは、このような情報を財産として考えているため、外部に漏れることに抵抗を感じています。

SPICE シミュレーションは非常に正確ですが、シグナル インテグリティを評価する際に頻繁に使用される過渡信号シミュレーション解析を行う場合は、特に動作が遅くなります。また、すべての SPICE シミュレータが完全に互換性を備えているとは限りません。SPICE シミュレータの種類によって、デフォルトのシミュレーター オプションが異なる場合があります。一部の非常に強力なオプションは、精度、収束性、アルゴリズム タイプをコントロールするため、一貫性のないオプションは、異なるシミュレーターでのシミュレーション結果において、あまり相関性が見られない場合があります。最後に、SPICE モデルは特異であるため、シミュレーター間で互換性がない場合があります。その場合は、特定シミュレーター用にモデルを作成する必要があります。

IBIS: メリット

IBIS (I/O Buffer Information Specification) は、SPICE シミュレーションの代替製品です。これは、元々 Intel 社が、知的財産を犠牲にせずにカスタマーが I/O バッファを正確にモデル化できるように開発したものでした。現在、IBIS の仕様は、多数の IC および EDA ベンダーから成る EIA/IBIS オープン フォーラムによって管理されています。

IBIS モデルの中核部分は、電流、電圧、およびタイミング情報を含むテーブルで構成されています。I/O 内部回路がブラックボックスとして扱われるため、IC ベンダーにとっては非常に魅力的なメカニズムです。回路やプロセスについてのトランジスタ レベル詳細情報が開示されることはありません。

IBIS モデルのシミュレーションは、SPICE より少し精度が劣りますが、スピードは非常に高速です。SPICE モデルおよびシミュレーターがかかえる非収束性の問題も IBIS シミュレーションでは解消されます。現在では、すべての EDA ベンダーが IBIS モデルをサポートしており、それらのモデルは簡単に入手して使用できます。ほとんどのデバイスの IBIS モデルはインターネット上で無償提供されています。同じボードを使用して、異なるメーカーのデバイスを簡単にシミュレーションできます。

ザイリンクスは、現在あるすべての製品の IBIS モデルを提供しており、ウェブ サイトより、簡単にダウンロードできます。

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