ハードウェア エミュレーションは、開発過程にあるシステムのデバッグと機能検証をサポートする一連のプロセスです。包括的なハードウェア機能検証は、開発コストと市場投入までの時間を短縮するために重要です。エミュレーションは、デザインの変更に迅速に対応してターンアラウンド タイムを短縮します。また、デザインのアクセシビリティとデバッグの可視性も向上するため、ASIC 設計者はテープアウト前に潜在的なハードウェア エラーを見つけることができます。ソフトウェアの複雑化に伴い、コスト増加が問題視される現在、リスクを低減してシステム開発を加速するためには初期段階でのハードウェア検証が不可欠です。
AMD は、エミュレーションによってシステム性能を最大限に引き出し、迅速かつ予測可能な設計サイクルを実現するためにの包括的な設計手法と設計開発プラットフォームを提供しています。 Vivado™ Design Suite は、エミュレーション レベルのシステム設計をサポートする最先端開発環境で、AMD が提供する 3 世代目となるエミュレーション クラスのツール、IP、および設計フローです。
AMD エミュレーション プラットフォームの利点
AMD は、Virtex™ 7 2000T FPGA や Virtex UltraScale™ VU440 FPGA を通して、大容量 FPGA 市場を牽引してきました。16nm Virtex UltraScale+™ ファミリに世界最大容量を誇るVirtex UltraScale+ VU19P FPGA が追加されたことで、
ASIC エミュレーション向け
20nm でデバイス集積度は 4 倍
業界最大容量の FPGA
AMD の UltraScale™ アーキテクチャを使用することによって、ASIC プロトタイピング/エミュレーションの性能および統合性を飛躍的に向上させることができます。Virtex™ UltraScale デバイスは、高いロジック容量、90% 以上のデバイス使用率、ASIC のようなクロッキング分配、強化された配線、ピンの多重化を行うための高速トランシーバーを利用できるため、デザインの分割数を減らしてシンプルなレイアウトを可能にします。この画期的なアーキテクチャは、Vivado™ Design Suite で設計することで、最先端 ASIC および SoC プラットフォームのニーズに対応できる理想的なソリューションとなります。